FIFAの名称がEA SPORTS FCに変更されます。去年には名称変更が発表されてましたが、この度ロゴが発表され本格的に始動した感じがします。例年よりも早い4月から次回作のキャンペーンがスタートしています。すでにSNSではキャンペーン開始、現実でもレアル・マドリーの試合などで広告が使われており、EA SPORTS FCの名前を浸透させたい意図が伝わります。詳細は7月に発表される予定です。
ゲームの基本はFIFAを踏襲したものになると予想されています。Ultimate Teamやキャリアモードは継続され、現在ライセンスされている多くのリーグ・クラブも引き続き搭載されることが発表されています。実質”FIFA 24″と見ても間違いないでしょう。ただし、EA SPORTS FCのアピールのためにUIや新機能の追加が大々的に行われるかもしれません。なので、”FIFA 24.5″?
なぜEASPORTS FCになるのか?
EASPORTS FCになる理由は、EAとFIFAの間でライセンス料の問題が発生したためとされています。EAは10年前、FIFAと10年間の契約を結びました。更新となる今回の交渉でFIFAが2倍以上のライセンス料を要求し、EAが難色を示したとNY Timesで報道されています。独占権でも相違があったようで、FIFAはEAの独占権をゲームだけに、EAはNFTや試合のハイライト、ゲーム大会にも及ぼしたかったようです。10年間でFIFAはUltimate Teamのおかげで大きく成長し、サッカーゲームの中で確固たる地位を手に入れました。EAはFIFAの名前を捨てても売上に影響はないと判断したのでしょう。
EAがFIFAと契約して得られていたものは、FIFAの名前と4年に1度のW杯のライセンスでした。しかし、W杯単体のゲームは2014年以降販売されておらず、現在ではCLのライセンスがより重要視されているように見えます。
影響は?
今後の影響としては、FIFAの名前がなくなることと、W杯の収録がなくなることが予想されます。W杯で収録される日本代表を楽しみにしている日本人ユーザーとしては寂しい気持ちもあります。ただ、シナリオとして4年に1度だけFIFAと契約する可能性も考えられます。ポジティブな面も考えられます。EAが浮いたお金で新たなライセンスを取得したり、新しいモードを制約なく自由に開発できることが期待できます。
EASPORTS FCの詳細はベールに包まれたままですが、大きな変化があることを期待しています。
今後のEA SPORTS FCの展開に注目していきましょう。
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